院長インタビュー|朝来市和田山にある歯医者なら『田中歯科医院』へ。セレックシステムを用いた審美治療にも対応。

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院長インタビュー

兵庫県朝来市にある『田中歯科医院』は、一般歯科のみならずインプラントや一部矯正まで総合歯科治療を行っています。
「患者様の素敵な笑顔を応援します」をモットーに、日々親身なカウンセリングと丁寧な治療を心がけている院長の田中先生にインタビューしました。

―歯科医を目指した動機を教えてください。

小さな頃からモノを組み立てるのが好きで、手を動かす職業に就きたいと考えていました。その後「人に喜んでもらえる仕事がしたい」という思いが芽生え、広島大学の歯学部へ入学。
卒業後3年間は大学病院で勤務し、3ヶ月間ほど地元の個人病院で経験を積んだあと、昭和61年に開業しました。
大学入学時から「ゆくゆくは地元の朝来市で開業したい」というビジョンがあったので、ようやく夢にたどり着けたと感じました。

―大学、もしくは大学病院時代はどんな研究をされていましたか。

私が所属していたのは、歯が欠けたり、なくなった場合にクラウンや入れ歯などの人工物で補う「補綴科」です。
朝来市は、今はなおさらですが、昔から高齢者の多い地域。ですので「需要のある補綴治療を重点的に学び、地域の方たちに還元したい」という思いを常に持ち合わせていました。
大学病院は、設備や技術の面から大きな症例が多く、実績を着々と積み重ねることができました。
中でも記憶に残っているのは、癌で下あごの骨を半分切除した患者様に、特殊な維持装置をつけた入れ歯で治療した事。口から食事が出来るようになったと、患者様から大変感謝されました。
そのほか、大学病院ではインプラントの研究にも力を入れており、私自身も成績評価のサポートをしていました。当時習得したインプラントの基礎は、現在の治療でも生かされています。

―そして昭和61年に開業。田中歯科医院様の特徴を教えてください。

地域柄、小さなお子様からお年寄りまで、幅広い年代の患者様が来院されますので、一般歯科から小児歯科、審美治療、予防歯科など、総合的な診療を行っています。総合治療を打ち出す理由は、患者様の望みを診療に生かすため、少しでも多くの選択肢を持ち合わせたいと考えたから。例えば患者様の中には、最新治療を希望される方もいれば、保険適用で短期で終わる治療を求める方もいらっしゃいます。
患者様のお悩みもご希望も十人十色で、お一人おひとりによって治療方針がまったく異なります。ですからカウンセリングの際は、望まれることをしっかりとうかがって、患者様の思いとズレのない治療を提供できるように心がけています。

―総合的な診療を打ち出される中でも、特に注力されている治療はありますか。

オールセラミックスの治療です。オールセラミックスとは補綴物のひとつで、その名のとおりすべてセラミックから成り立っています。
特徴は、自分の歯のように透明感・ツヤがあること、ステインが付着しにくく虫歯になりにくいこと、金属アレルギーの心配がないことです。
治療自体は数年前から行っていましたが、当時は歯型をとった後、歯科技工所に依頼して修復物を作製してもらっていました。しかし、2014年の冬に「セレックシステム」を導入してからは、セラミック歯を即日セットできるようになり、より患者様に選択していただきやすくなりました。

―セレックシステムを導入されたきっかけを教えてください。

開業して少し経った頃にセレックシステムの第1世代が登場し、研修会にも参加したのですが、システム面において不安要素があり、導入を断念しました。とは言えど、オールセラミックス自体には関心を持っていたので、セレックシステムの動向を見守っていました。
その後、第4世代が登場したときに再び講習会に出向いたところ、精度が飛躍的に上がっていたので導入を決意しました。
治療スピードが早い点も、材質的・性質的な面も、患者様には非常にメリットがあると感じています。

―セレックシステムを使った治療の流れを教えてください。

主に2つの方法があります。ひとつは治療する部分を削ったあと、光学カメラを使用して患部を撮影し、コンピューター(CAD)が修復物を設計してから、ミリングマシーンで削り出す方法。もうひとつは、今までどおり型を採って模型を作り、それをもとに修復物を作製する方法です。どちらの方法を使っても、セレックシステムであれば歯にしっかり適合してくれるので、患者様にも自信を持ってお薦めできています。
なお、セレックシステムを使った治療は、オールセラミッククラウンからインレー、ラミネートベニア、ブリッジまで幅広く対応しています。

―治療の精度が上がると、検査の精度も気になるところです。

当院では、レントゲンを大型モニターでご確認いただきながら、患者様に患部の状況をお伝えしています。CTは導入していませんが、インプラントの患者様には提携先の病院でCTをとっていただき、解析装置でシミュレーションを行ってから治療に移ります。
インプラントが実施できるか否かは、骨密度が左右します。骨は歯肉に覆われていて、目では確認できないため、ソフトを用いて骨の形、骨密度、神経・血管の位置を把握した上で、より精密な治療方針を患者様にお伝えします。

―インプラントが実施できない患者様もいらっしゃるんですね。

もちろんです。骨密度の低い方や、健康的に大きな問題を抱えている患者様は、従来からある入れ歯やブリッジの方が向いている可能性もあります。
インプラントは費用や期間がかかる上、患者様の身体への負担もゼロではありませんから、メリット・デメリットをしっかりご説明してから治療に移ることがモットーです。これは、インプラントの治療だけに言えることではありません。数多くの選択肢を提案し、そこから適合する治療を患者様と一緒に見つけるのが、当院の方法ですから。

―メリット・デメリットを教えていただけるのもひとつですが、ほかに貴院の特徴があれば教えてください。

院内で研修会を行ったり、または外部研修に参加したりと、日頃から勉強熱心なことです。滅菌消毒が話題になったときも、いち早くミーティングを実施し、医院の今後の方向性について話し合いました。
また、最近は歯周病の予防歯科にも力を入れています。診療にみえた患者様の中でも、歯周病の恐れがある方に対しては、治療後にブラッシング指導やスケーリングを行っています。
今までは、歯科=悪化してから行く場所というイメージでしたが、今後は痛い思いをしないためにも、治療を長引かせないためにも、健康なお口を維持しに来院してほしいと願います。

―今後、どんな医院でありたいと考えますか。

患者様は症状もその他の条件も千差万別です。ですから、お一人おひとりに適したプランをいくつかご提案させていただき、患者様にご納得いただける治療をお選びいただくことが、私どもの使命だと考えます。
疾患は進行するのが早く、先延ばしにすればするほど治療に時間も負担もかかります。気になることがみつかりましたら、なるべく早い段階で歯科医院に相談してほしいと願います。
私ども田中歯科医院は、患者様が相談しやすい環境を用意してお待ちしております。

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